政府と東京電力は24日午後1時に、福島第1原発からの処理水の海洋放出を始める予定です。処理水の中の放射性物質であるトリチウムの濃度が安全基準を下回っていることが確認されれば、午前中に結果が公表され、その後ポンプが作動して放出が行われる予定です。
原発敷地内にある「ALPS(アルプス)」と呼ばれる装置のフィルターを通して、放射性物質のほとんどは国の基準以下に減少させた処理水を、さらに海水で薄めてから放出します。
なお、国の基準では、トリチウムの濃度が1リットルあたり6万ベクレルを下回る必要があります。この濃度は、トリチウム水を70年間毎日2リットルずつ飲み続けても、国際基準で1年間の被ばく許容量として定めている1ミリシーベルトに達しません。
それでも、海洋放出は風評被害の心配もあるため、東京電力はさらに40分の1以下(1500ベクレル未満)の濃度になるように海水で薄めてから放出する方針です。